はじめに
関係者の皆様、ありがとうございました。
このライブを通して、思うところが多くありましたのでメモっておきます。音楽的な反省も多いですが、この文章では主に技術的な反省を述べています。
主観的には満足のいく演奏ではなかったので、失敗といわざるを得ません。しかし得るものは多かったです。DJingと違って、常にやることがあるので忙しかったですが、非常にスリリングで楽しかったです。
なかなか客観的にどうだったかというのは難しいので、皆様の率直なご感想もいただけると助かります。
Ableton Liveで同じようなことをしている方・しようと思っている方の参考になればと思います。
今回の反省を糧にして、今後につなげていきたいと思います。
ライブの概要
使用機材
- ラップトップPC: Celeron2.8GHz 512MB
- オーディオI/O: ESI GigaportAG
- シーケンスソフト: Ableton Live 5.0.1
- MIDIコントローラ: 使用せず。
セッティング
- Ableton Liveの各トラックの出力を内部ルーティングで2系統に分け、クラブに設置してあるDJミキサーにパラアウト。リターントラックも別系統でミキサーに立ち上げ、計3チャンネルを使用。
- 最終的に出力される2系統のバスには、それぞれにフィルター・フランジャー・フェイザー・EQ・コンプをインサート。
- センドトラックにはディレイとリバーブを配置。
- PCのキーボードにエフェクターのON/OFFをアサイン。各パラメータはマウスでコントロールする。
- 作った楽曲を断片的なループに加工したものをLiveのアレンジャービューに配置し、シーンを組んでおく。
- 演奏時はマウスでシーンを切り替えたり、クリップを個別にラウンチして、リアルタイムに曲を構成する。
- バスからDJミキサーに振り分けられた音を、DJミキサーでミックス。EQやボリュームを自由に調整し、音を抜き差ししながら展開させていく。
今回の問題点
解決策
- MIDIコントローラの購入により解決。MIDIコントローラを使用することによって、幅広い表現が可能となる。
- 1の解決に伴い解消。トラック数が増えても実際にオーディオI/Oからの出力はマスターとキューの二系統で済み、LiveのミキサーをMIDIコントローラでコントロールことにより操作を一元化できる。さらにマスターにEQとコンプをインサートすることで、現場の環境にあわせて音質を調整することができる。DJミキサーはモニタリングにのみ使用するので操作の必要がない。
- とにかく作るしかないべ。
- 1と4の解決により精神的な余裕が生まれ、より演奏に集中できるだろう。事前のシミュレーションも重要。
- Liveのトラックフリーズ機能や、リサンプリング(バウンス)を行うことで解決。
まとめ・今後の方針
- Ableton Liveによって、楽曲制作・ライブパフォーマンス間をシームレスに行き来することができるようになり、それらを分けて考える必要がなくなった。
- 以前のように自分の楽曲をCDJやTraktorで繋ぐだけのスタイルは、自分にとってはもはやライブではない。今思えば自分の曲でDJをしていただけである。
- Ableton Liveを使用すれば、今までにないエキサイティングなスタイル、つまりリアルタイムに音楽を構築する即興性、創造性、本来的な意味の音楽性を持ったより高次元のパフォーマンスが可能となる。
- リアルタイムパフォーマンスには、高機能なコントローラが必要である。
- Ableton Liveが提唱するところの「Create, Produce, Perform」をひとつのソフトウェアで一元的に行えるメリットは計り知れない。音楽は一元化により多様化する。



