免許の更新にいってきた。二時間も講習ということで、やだなーと思っていたが、そこで上映された『ママ帰ってこないの』という作品にいたく感動した。

交通事故で母を失った子供たちのストーリー。全編暗いタッチで、徹底的に被害者の視点で描かれているのが興味深く、シナリオもよく考えられててリアリティがある。遺族の底知れぬ悲しみややり場のない怒りを生々しく表現してるね。まじで泣きそうになりました。正確には、精神的には泣いていたが涙が出ていない状態。

ママを失って仕事と家事育児を両立させようと奮闘するも、次第に壊れていくパパ。全部背負っていかなければならないという表情がヤバイ。子役陣が特に素晴らしい。子供たちはまだまだ母親に甘えたかっただろうに。高校受験を目前に控えながらも、母を亡くし心のバランスが崩れていく難しい年頃の長男。母の好きだった歌を口ずさみながら、母への手紙という形で毎晩日記を書くひたむきな長女。母の代わりになろうと強く生きていく。幼稚園児の次男は演技という次元を超えた表現世界。とくに最後の電車の中で号泣するシーンは心が痛んだ…。飲酒運転をしてママをひき殺した加害者に殺意を覚えたね。

なかでも私の琴線に触れたシーンが、パパが警察署でママの遺品の確認をする場面。バッグから携帯電話がでてくる。待ち受けを開くと子供たちとママが幸せそうに微笑んでいる写真が。以下回想シーン。この携帯は、ママの再就職祝いのためにパパが買ってあげたもの。子供たちと一緒に選びました。早速家の庭で、その携帯のカメラを使って撮った写真。幸せだったあの頃…。切なくて胸が苦しくなりましたよ。描写がリアルすぎ。実話に基づいてるんじゃないのか?

ぜひまた観たい作品なんだけど、一般の人が入手可能なんでしょうか?ググってみたところ*1

私と同様この作品に感動した人のブログをいくつか発見。ふかわりょう氏のブログにも取り上げられている。

否定的な意見も。

『ダンサーインザダーク』のように最後に虚無感だけが残るような作品があまり好きでない人には、厳しい内容だと思われます。私はそういう作品が大好きなんですよ。いわゆるバッドエンド。

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: DVD

制作側の意図通り、運転には細心の注意を払おうという気にさせられたし、飲酒運転なんてもってのほか!と改めて考えました。そういう交通安全教育ビデオとしての側面を抜きにしても、一つの作品として非常に気に入った。

ざっと検索したところ、北海道交通安全協会がこのビデオの貸し出しをやっているようでした。きっと道民じゃないと借りられないよな…。

じゃあ神奈川県交通安全協会ではどうかと見てみたが、リストに載っていない…。

制作会社・不二映画株式会社のページ

この作品の入手ルートはわかりませんでした。情報持っている方はご一報いただけると助かります。

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