「ファイナルファンタジー」シリーズのデザイナーとしてお馴染みの天野喜孝氏の展示即売会が、アートスクエア新宿*1で催されていたので、行ってきました。往年のFFシリーズの原画を見ることができて感無量!会期が6/30から7/3、つまり今日までということで大変短かったのだが、幸い足を運ぶことができてとても良かったです。

特に感涙だったのは、FF6のパッケージ画像の原画。主人公のティナが、ナルシェの街を背景に摩導アーマーに乗っかってる絵。この作品の前で数分間立ち止まってしまいました。FF6のあの世界観にどっぷりとつかっていたあの頃を思い出します。魔法+機械=摩導という図式。「剣と魔法」が常識だったファンタジーの世界に、新風を吹き込んだ作品だったね。天野氏によるデザインがなければ成立し得ない*2、絶妙な作品だった。

原画や版画などが何点か販売されており、喉から手が出るほど欲しかったが、すべて数十万円単位…。まあそりゃそうだ。ローン組んでまで買うことも考えたが結局断念。

私と天野氏の作品との初めての出会いは、ファイナルファンタジーではなくて青い鳥文庫の『アラビアンナイト』シリーズの表紙絵でした。幼児の頃、私が寝る前に母親が読み聞かせてくれたのですが、子供ながらにそのエキゾチックで独特なタッチにすっかり魅了されました。

アラジンと魔法のランプほか―新編アラビアンナイト〈上〉

そしてファイナルファンタジーシリーズと出会い、文字通りファンタジックなキャラクター・モンスターのデザインにハマッた私。そういう私に言わせれば、FFがFFらしくあったのは、天野氏がイラストを担当していた6作目までだと思います。FF7は、ゲームとしては非常におもしろいのですが、FFらしくはない。それ以降の作品も然り。キャラクターはもちろんのこと、モンスターが違うんですよ…。まあ、あのタッチのグラフィックを3D化するのはかなり無理がありそうですが…。今となってはタイトルロゴのデザインのみ。さびしい限りです。

この展示会の来場記念として、FF10-2の三人娘を天野氏が描いたポスターをもらったが、正直微妙…。なんかとってつけたようで。

天野喜孝全版画集

関連リンク

*1:新宿エルタワーB1F

*2:当然他の要素も欠かせないが

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