毎年楽しみにしている「文化庁メディア芸術祭」の10周年企画展が、国立新美術館で催されているので足を運んでみた。

国立新美術館は、今年一月乃木坂にオープンした新しい美術館。独特のうねるフォルムが特徴的だった。

「日本の表現力」は日本のマンガの起源を「鳥獣戯画」に見いだすところからスタートし、1950年代から2006年までのメディア芸術を、年代を追って鑑賞することができる構成になっている。各年代のブースは「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」のカテゴリーに分けられていて、各時代の特徴をつかみやすい。『サザエさん』『鉄腕アトム』に始まり、『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』『AKIRA』といった懐かしい作品、『エヴァンゲリオン』『ポケットモンスター』などの記憶に新しい作品、『鋼の錬金術師』『千と千尋の神隠し』など最近の作品へと変遷していく様子が手に取るようにわかる。

ここで発表されていた「日本のメディア芸術100選」は一般の人からアンケートを採って選ばれたものなんだけど、ほとんどが見たことのあるアニメ・マンガ、やったことのあるゲームでした。やっぱり大勢の人に人気があるというのはそれだけ認められている&おもしろいということなんでしょう。その中でも見たことのないアニメなどがいくつかあったので、ぜひ見てみたいと思いました。

後半には「未来への可能性」と題し、現代アートが展示されていた。展示されていた作品の多くは鑑賞者参加型のインタラクティヴなものだった。これは現代アートの特徴の一つといえるだろう。なかでも「磁性流体」は今まで映像でしか見たことがなかったが、現物を見ることができたのがちょっとした感激だった。あれって本当に液体なんだね。

懐かしさと新しさを同時に感じることのできる、大変よい企画展だと思います。

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