
先日、Traktor Pro と Ableton Liveを同期する方法をご紹介したときにSoundFlowerというソフトを使ったので、ついでと思いご紹介させていただくことにしました。
アマチュア・プロ問わず、DJがライブミックスを配信する場としても有名なUstream。日本ではDommuneなんかが有名ですね。私もUstreamがローンチされた2007〜2008年くらいはよくライブDJMIXや制作風景を垂れ流していたものですが、Viewerを増やすのが難しくて飽きてしまいました…。なので今は自分で配信するということはやっていないです。
さて、通常Ustreamで配信を行うときは、コンピュータ以外にアナログミキサーなどを使うのが一般的ですが、Traktor単体でDJをされている方なら、もっと手軽に配信できる方法があります。とはいってもこの方法はUstreamの登場以前(ShoutCastやねとらじ)から存在する手法で、新しいものではありませんが、今回TraktorとUstream Producerでの実例としてスクリーンショット付でご説明させていただきます。例によってMacでの手順ですが、WindowsでもSoundFlowerに代わるソフトがあればやり方は同じです。
必要なもの
・Traktor(バージョンは問いません。スクリーンショットはTraktor Proで説明します。)
・SoundFlower(こちらから無料ダウンロード。)
・Ustream Producer(こちらから無料ダウンロード。リンク先いきなり音でますので注意)
Ustream Producerは必須ではありませんが、ブラウザのFlash製配信ツールはボリューム調整がシビアなので、Producerの使用を推奨します。
Traktorの設定
まず、Traktorの設定を行います。尚、オーディオインターフェイスは、1,2チャンネルがモニター(ヘッドフォン)、3,4チャンネルがマスターアウト(実際に配信されるチャンネル)として使っている前提で説明します。ご自身の環境に合わせて設定して下さい。

まず、Preferencesを開き、Audio Setupタブを選択。Audio Deviceを「SoundFlower(16ch)」にします。

次に、Output Routingを選択。上図のようにします。
Traktorの設定は以上。
SoundFlowerの設定

SoundFlowerをインストールしたフォルダ(通常は/Applications/SoundFlower/)にSoundflowerbed.appというのがあると思うので、起動。メニューバーにSoundFlowerのアイコンが現れます。

メニューバーのアイコンをクリックすると、上図のようなメニューがでてきます。SoundFlower(16ch)のルーティングをお使いのオーディオインターフェイス(上図だとGIGAPort AG)に変更します。こうすると、SoundFlowerに入ってきた入力が、オーディオインターフェイスに出力されるようになります。
SoundFlower 1,2chの出力をnone、3,4の出力をオーディオインターフェイスのモニターアウト(GIGAPort AGだと1,2ch)に設定します。このルーティングで、Traktorのモニターアウトがオーディオインターフェイスのモニターアウトに接続されました。
SoundFlowerの設定は以上。
Ustream Producerの設定

Ustream Producerを開きログインした後、メイン画面のAddの中にあるLive Input(カメラのアイコン)をクリックします。メニューの中からSoundFlower(16ch)を選択します。TraktorのマスターアウトがUstream Producerに入力されました。
Ustream Producerの設定は以上。

Traktorに戻り、いつも通り音を出すと、Ustream Producerのレベルメーターが反応するはずです。これで配信可能な状態になりました。おめでとうございます。あとはBroadCastボタンを押すだけ!レベルメーターが反応しない場合は、Change:のSoundが「Live Input Microphone」になっているか確認して下さい。
ちなみに、Ustream Producerに入力された音は、自動的に標準のオーディオデバイス(環境設定から設定するやつ)に出力されるようになっています。お気をつけ下さい。(モニターのON/OFFはレベルメーターの下にあるヘッドフォンボタンでスイッチできます)
この手法を使えばラップトップ一台でライブDJMIXが配信が可能になります。小型のMIDIコントローラ&オーディオインターフェイスとWi-Fi環境があれば、どこからでも配信可能です。たとえばマクドナルドとか。映像はどうするかという問題がありますが…。スクリーンキャストでTraktorの画面を配信してしまうというのも面白いですね。
また、SoundFlowerへの出力をTraktorからLiveに変えることも当然かんたんにできますし、その他のDJソフト/DAWでも応用可能です。ぜひ、面白い使い方を研究してみて下さい。
今回はSoundFlowerを用いた手法をご紹介しましたが、お使いのオーディオインターフェイスが多入出力のものなら、出力を入力に突っ込んでしまう方法の方が手っ取り早いと思います。
今回紹介した各ソフトの詳しい使い方は、オンラインマニュアル等をご覧下さい。ご質問、間違い等ありましたらコメントかTwitterでお気軽にどうぞ!
完全な蛇足
ミキサーのメーカー各社から、USBオーディオインターフェイス機能を内蔵した小型アナログミキサーが続々発売されています。Ustreamとの親和性は抜群、というよりUstreamでの使用を明らかに視野に入れた設計となっております。価格も手ごろなので、一台持っておくと非常に便利だと思います。
オススメはこちらの二点。どちらもコンパクトながら本格的なエフェクターが内蔵してて便利だと思います。
そのうち、これらのミキサーの便利機能を使ったUstreamお手軽配信術なんかも紹介したいと思います。

Allen & Heath ZED-10FX





















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