「システムディスクをHDDからSSDに変えると世界が変わるよ」という話はよく聞いていたし、SSDの価格もだいぶこなれてきたので、遂に初のSSDを導入してみました。結論から申し上げますと、確かに世界が変わりました…。
今回行った手順を以下に示します。
0. MacBookに標準搭載されているHDDの内容を、SSDのサイズに収まるように整理。
1. HDDを取り外し、SSDに換装。
2. 光学ドライブを取り外し、スリムドライブ用のアダプタを使って、取り外したHDDをマウント。
3. 光学ドライブはUSB接続できるケースに移動。
4. HDDから起動し、SSDに内容をコピー。
5. SSDから起動。別世界へ…。
順に解説していきます。
0. MacBookに標準搭載されているHDDの内容を、SSDのサイズに収まるように整理。
Macintosh HD の内容を整理。システム、ライブラリ、アプリケーション以外は外部ディスクに移動し、シンボリックリンクが必要なディレクトリにはシンボリックリンクを貼りました。当初導入しようと思っていたSSDは128GBだったのですが、この作業でHDDの使用領域が40GB程度までダイエットできたので、64GBでいいや、ということになりました。
この作業を行う際に参考にしたページ・ツール
Disk Inventory X
ディスクの使用状況を視覚的に確認できるので、どのディレクトリ・ファイルが容量を食っているのか一目瞭然。
Mac:10.4 10.5 10.6で、ホームを別の場所に移動する方法 Macとかの雑記帳
10.4までのOSXでは結構複雑だったようですが、Leopard以降はGUIで簡単に変更可能。
SymbolicLinker
Finderから簡単にシンボリックリンクを作成できるようになります。
MacOSX Snow Leopardのswapを止めたりいじったりするメモ (blog@browncat.org)
ハイバネーション用のファイルを削除したり、スワップファイルの作成場所を変更して、ディスク容量を節約する方法。
買い出し
下準備が整ったので、アキバに買い出しに行ってきました。すべてテクノハウス東映さんで調達できました。
テクノハウス東映 東映無線株式会社
・SSD。64GB。9950円。
Crucial m4 64GB 2.5inch SATA 6Gbit/s CT064M4SSD2
・トルクスドライバー
今回使用するT6以外も含む万能ドライバーセット。780円でした。
・SlimBay9.5SA-HDD.SA
これが今回のミソ。スリムドライブベイに、2.5インチディスクをマウントすることができるスグレモノ。これをゲットするためにテクノショップ東映さんに伺ったわけですが、結果的に他のものも全て調達できてしまいました。2280円。
・スリムドライブ用USBケース
スリムドライブ用光学ドライブをUSB外付けドライブ化できるケース。1000円。
1. HDDを取り外し、SSDに換装。
以下のページを参照し、トルクスドライバー片手に換装作業。写真が豊富なのでとても役立ちました。
やさしいMacBookProの育て方 – SSD+HDDで快適生活 | KRAY Inc
2. 光学ドライブを取り外し、スリムドライブ用のアダプタを使って、取り外したHDDをマウント。
こちらも「やさしいMacBookProの育て方 」さんのエントリを見ながらやってなんの問題もありませんでした。ただ、このエントリで紹介されているOptibayという製品は、とてつもなく高い!
本家サイトから取り寄せると$99+送料。
OptiBay™ Hard Drive and SSD Drive for MacBook Pro, MacBook, PowerBook G4, and Mac mini
楽天市場で取り扱っているお店もありますが、1万円超えてます。
MCE OptiBay Hard DriveKit(オプティベイ ハードディスクKit) for for MacBookPro13/15/17インチ(ユニボディ) and MacBook(ユニボディ) スリムドライブ内蔵用ケース付
スリムドライブUSB化ケースが付属するといっても、たかがアダプターにこの値段には納得がいかない。もう一台SSDが買えてしまうではないか!といろいろ調べているうちに発見したのが、このエントリ。
MacBook/MacBook ProのDVDドライブをSSD/HDD換装するのに最適なスリムベイマウンター SlimBay9.5SA-HDD.SA – 理想未来はどうなった?
Optibayと同様の働きで、価格は2280円。このエントリのおかげでテクノショップ東映さんへ走ることができました。「なんとかとGoogleは使いよう」とはよくいったものですね。テクノショップ東映さんは通販も行っているので、遠方の方は利用されるといいんじゃないかと思います。
SSDのほうをアダプタにマウントしてもよかったのですが、気分的にSSDのほうを直結したかったので、そうしました。お店の方曰く、アダプタを使ってSSDの速度が落ちたという事例もあるそうです。
3.と4.は特に説明することがないので割愛します。
上記「やさしいMacBookProの育て方」さんのエントリでは、SSDにOSをインストールする作業などを行っていますが、自分は、ディスクユーティリティの「復元」機能を使ってさくっとクローニングする方法を選びました。
「復元」については、このあたり参照するといいと思います。
ASCII.jp:Mac OS X “Tiger” バックアップ虎の巻
MacBook バッテリー膨張問題
ここまでの作業を滞りなく終了し、バッテリーを戻してMacBookのフタを閉めようとしたら、閉まらない。何かがひっかかっている。何度確認してもなにもひっかっていない。バッテリーを抜くと、ふたが閉まる。「なにこれ?!」とバッテリーをよくみてみると、平面であるべき部分が歪曲している。ようするに、膨張している!
写真だとちょっとわかりにくいですが。
早速ぐぐってみたところ、MacBookのバッテリー膨張はかなり多くの方が体験している現象のようです。今まで全然気づかなかったけど。
Togetter – 「MacBook バッテリー 妊娠!! 日々膨張」
とりあえず、バッテリーを何時間か冷蔵庫に入れてみたら、ケースに収まるレベルまではへこみました。しかし、時間と共にまた膨張状態に戻ってしまった…。とりあえずGenius Barに持って行ってみることにします。
5. SSDから起動。別世界へ…。
話が脱線しましたが、SSD化して初の起動。爆速!!ログイン後のスタートアップアプリケーションの起動も速い。Quicksilverのスプラッシュが一瞬にして表示されました。
早速ベンチマークしてみました。その速さは数字を比較すれば一目瞭然かと。使っているMacBookはSATA2なので、SSDの性能を生かしきれてませんが、それでも十分な速さ。
いままでFirefox4の起動時、Dockアイコンが5,6回バウンドしていましたが、SSDにしたら2回くらいになりました。3,4回バウンドしていたChromeはわずか1回に。起動にやたら時間がかかりいらだっていたiTunesやEvernote、Photoshop、Apertureなども瞬間起動。こりゃいいや!
このさくさく感は、例えるならiPhone 3Gから3GSに買い換えたときのような感動。否、フロッピーからMS-DOSを起動していたのを、HDDから起動するようにした時くらいの体感差があります。もう元には戻れません。1万円ちょっとでここまで効果を上げられ、大変満足しているとともに、Optibayを買っていたら2万円以上かかっていた、と思うとゾッとします。
i5搭載の13インチMacBook Proが発売されたとき、何度ポチろうかと思ったことか…。しかし、今回のSSD化で、このマシンをもう少し長く使っていけそうな気がしました。なにより、SSDを持っておけば、新しくMacを買ったときにそのまま換装できるので、全然無駄な資産にならないということです。メモリ然り。
マシンのもっさり感には、CPUパワーや、メモリ容量など、様々な要因があると思いますが、HDDというファクターが大きなボトルネックになっているケースが多々あるのではないかと痛感しています。現在のマシンの反応速度に満足いかず、買い換えを考えている方や、メモリを増設したけどあまり効果が上がらなかった、というような方は、HDDをSSDに換装しみることをおすすめします。
動機
自分のMacBookは写真を見てもわかるように、2008年後期型のアルミユニボディMacBook。もう2年以上使っているので、そろそろ買い換えを…などと考えていましたが、いかんせんお金がない。
予算がない中で今のマシンをより長く使うにはどうしたらいいか?メモリは最大の8GB積んでいるし、CPUの交換は現実的ではない。そうなったときに、残された選択肢がディスクしかなかったわけです。
とはいえ、Sandy Bridge & Thunderbolt搭載の13インチMacBook Airが発表されたら、脊髄反射でポチってしまわないか、自制できるか、自信はありません。アーメン。
新「MacBook Air」、6月に登場か–「Thunderbolt」「Sandy Bridge」搭載の可能性 – CNET Japan
i5搭載のMac miniが発表されれば全てが解決すると思う。
























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